2009年05月06日

界隈を揺るがす破壊力―タイムマシン部

タイムマシン部

・音声
・放送時間:1時間弱程度
・更新頻度:週1回

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一言で言ってしまうと、素晴らしい。

ポッドキャスト配信において一番のネックになるのは、どうしてもマイナスの先入観ありきで聞かれてしまうということだ。

番組に初めて触れた人の多くは、「何処の誰かも分からない素人がラジオごっこをやってんだろ、どうせ面白くないに決まっている」といった感情込みで再生ボタンを押す。

その先入観を、いかに逆転させて、そして受信してもらうか?に全てがかかっていると個人的には考える。

そのために自分は、「音質をクリアにする」「印象の悪い話題・会話をしない」など、主に『マイナス面を無くしていく』方向に力を入れてきた。

だがこの番組のスタンスは逆だ。

圧倒的な喋りのスキルで、聞く者を虜にする。

つまり、マイナス面を潰すのではなく、プラス面を完璧な形で提示することによって、聞く者の先入観を破壊できる番組だ。

「本当に面白い番組」というのは、こういうことを言うのだろう。


この「タイムマシン部」でメインMCを務める方が参加していた、前身となった番組があったそうだが、それは先日終了したそうだ。

おそらくこの番組も長くは続かないだろう。

現在のインディーズ・ポッドキャスト界には、彼のような本当に才能のある人間を受け入れられるほどのキャパシティが無い。

彼がこの世界に見切りをつけるその前に、是非とも一度チェックしていただきたい。
posted by 南部イチヒコ at 10:59 | Comment(1) | TrackBack(1) | 私的podcastレビュー

2009年04月26日

ソツのない『いなたさ』―桜川マキシム

桜川マキシム

・音声
・放送時間:10〜20分程度
・更新頻度:週1回

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最近はこればっか聞いてる。

世の中において、タブーやサブ的な位置にある現象についての話題が多い、昔ながらのネットラジオって感じ。

勢い重視で『オレ面白いだろ』の押しつけ系でもなく、『淡々とマニアックな事柄をつたなく喋る』系でもなく、マス/コア、ポップ/サブカルのほどよいバランスで中だるみすることなく会話がまとめられている。

このエントリをアップする時点での最新エントリはゲームについてのエントリが続いているが、その辺りの事情に詳しくない人向けにも丁寧で分かりやすい説明が逐一添えられており、その上で自らの主張や世界観が語られているのが小気味良い感じ。

『そのMC達のことを全く知らない人間でも聞ける会話かどうか』っていうのが、自分が他人の番組を聞くときの一つの基準だけど、この桜川マキシムはその基準をクリアしている、数少ない番組のうちの一つだと感じる。

そもそも『桜川マキシム』っていうネーミングセンスが好きだ。
なんだかわからないが既にサブカル感が漂っている感じ。

良い意味での「いなたい」ラジオを聞きたい方は是非。

ちなみに自分の中で、『良い意味での「いなたい」ラジオ』の頂点にあるのは、故「誠のサイキック青年団」だ。
posted by 南部イチヒコ at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 私的podcastレビュー

2009年04月03日

決して忘れてはならない、podcast番組を発信する衝動

今回も備忘録として、将来にわたって覚えておきたい、podcastを配信しようとする衝動について書いておこうと思う。

そもそも自分達はなにを伝えようとして初めたのか、といった部分だ。


・自分達の発想・思考回路は社会でマイナー的存在だが、どこかに同意者は必ず居るはずだから、それを主張していきたい

・比較的「笑い」を優先する思考・喋り方を聞いてもらいたい

・どんなに小さなメディアであってもカバーできていない、ニッチなサブ・カルチャーの知識を保有しているということを顕示したい

・突拍子もない、ある種オリジナルな発想を伝えたい

・諸事情(ターゲッティング・スポンサー配慮など)で総じてマイルドな内容にされがちな既存メディアよりも、ソリッドでダイレクトな編集を行い、テンポ良く様々な表現をしたい
posted by 南部イチヒコ at 09:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年03月29日

近い将来忘れるかも知れない、自分のpodcast番組制作ポリシー

今回は完全に備忘録代わりとして、自分のこれまでのポッドキャスト番組の制作ポリシーを書き留めていこうと思う。


・基本的に「お便り」は募集しない/紹介しない

→一方向型のコンテンツであるよう心がける

・下ネタはOKだが、女性が嫌う下ネタは使わない

→排泄関係全般、男子のみの会話で語られがちなもの。「色(色気)のある下ネタ」は可

・普遍的なテーマを心がける

→何回聞いても色あせないもの

・普遍的過ぎるテーマは掲げない

→気候・国民的時事ニュース・身の回りの時節柄イベント
(ただしそれを「ベタなもの」とし、逆手にとって批判的に使用するのは可)

・中途半端な内輪ネタは言わない

→内輪ネタを使用するときは、誰にも分からないほど狭いものを(例:MC仲間の収録時の服装、行動など)

・ポイントとなるネタを言い放った後、不安定なまま浮遊させない

→BGMを切ったあと、自嘲的な笑い声・MC仲間の反応などで必ず「落とす」(聞いている方に安心感を。ネタを言い切ることが許されるのはプロだけ)。

・テンポは出来るだけ早く

→受信者の方々は再生ボタンを押した瞬間から「こんなことをしている場合ではない」という感情が徐々に増していく、その進行を出来るだけ食い止める

・常に「自分のことを知らない人に初めて自己紹介する」ノリで

→「俺のこと知ってるよね?」オーラをまとう会話は偉そうに聞こえるので一切挟まない
(「ほら、オレ〜〜なヒトじゃん」的会話etc)

・常に全国区で通用する観点で

→関東人を中心とした認識にしてもOK
(例:ダイエー→ジャスコ、ビブレ→109など。ちなみにこの認識はあってるかどうか不明…。)
ローカル色を出しても良いが、いずれにせよそれがローカルなものであるという自覚が大事
posted by 南部イチヒコ at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年03月11日

1エントリで分かる「ポッドキャストの仕組み」

「ポッドキャスト・ポッドキャスティング・Podcast・Podcastingって何?どうするの?その配信・受信方法は?」

そんなご質問に答えるべく、今回は明快に1エントリで、「ポッドキャストとは?」の解説をしてみたい。
ポッドキャストは本来、技術的にも内容的にも、非常に簡単なものだ。

ただし、以降に述べる解説はあくまで僕なりの解釈であり、僕のわかる範囲内での解説になることを注記させていただく。
指摘やアドバイス等があれば是非ともコメント欄にてお知らせいただければ幸いに思う。


■ポッドキャストとは

語源は、ポータブルオーディオであるiPodと「放送」の意味をもつBroadcastの組み合わせたものだ。

誰でもブログ感覚で配信/受信できる音声や動画のコンテンツという認識が一般的だが、その解釈は企業・個人によって様々であるのが現状だ。
あくまで名称の一つとして覚えておく程度でよいだろう。


■ポッドキャストの仕組み

[音声や動画などのファイル]+[RSS2.0]+[RSSリーダー]の3要素で成り立つ。

どれも既存の技術であり、この組み合わせを「ポッドキャスト/ポッドキャスティング」と呼んでいるに過ぎない。


[音声や動画などのファイル]

テキスト以外の、容量の大きいリッチコンテンツが主流。
一般的にはMP3形式の音声ファイルであることが多い。
「iPodなどで聞くラジオ」というイメージが強いせいもあるだろう。

[RSS2.0]

RSSとは、Webページの「あらすじ」みたいなものだ。

本来この「あらすじ」はテキストと画像のみで形成されていたが、これに前述の音声や動画ファイル(へのリンク)もくっつけることが出来るのがRSS2.0である。

RSSの実体は、ホームページを作る際に必要な言語であるHTMLと同じような外観をもつ、XMLという言語で書かれた簡単なテキストファイルだ。

これは自身で書くこともできれば、ブログのように、更新すれば自動的に形成されるものもある。

現在、いくつかのブログサービスはRSS2.0を自動的に生成してくれる。
「ポッドキャスト対応」と謳っているブログサービスは、この仕組みを実装しているということだ。

[RSSリーダー]

アグリゲータとも呼ばれるソフトウェア。

これをパソコンにインストールし、希望のRSS2.0が記載されているアドレスを指定すれば、更新される度にRSS2.0に書かれた音声/動画ファイルなどがダウンロードされる。

イメージ的には、「あらすじを勝手に読みに行って、おいしい所だけをもってくるソフト」と考えれば良いだろう。

この「おいしい所」とはすなわち音声/動画ファイルそのもののことだ。
これをポータブルプレイヤーに入れて持ち運ぶなり、パソコン上で再生するなりして楽しむ。
これで「ポッドキャストを受信」していることになる。

ちなみにこのRSSリーダー/アグリゲータで最も有名なものは、AppleのiTunesだ。


■ポッドキャストの配信方法

前述の流れを踏まえ、用意するものは二つある。


[音声や動画などのファイル]

これは言うまでもない。
ちなみに、MP3やm4vなど、再圧縮せずにiPod等でスムーズに再生できるファイル形式が主流。

[RSS2.0]

前述の通り、各種ブログサービスで自動生成されるほか、動画共有サイトでも自動生成される場合が多いので、それらの各種サービスを利用すれば自動的に実装できることになる。

企業の場合は独自に生成していることが多いようだ。


以降は、自身のペースでファイルを製作・アップロード→RSS2.0が「あらすじ」を新たに書き換える→受信者の方のRSSリーダーが更新を察知してそれをダウンロード…という流れで「ポッドキャストの配信」ということになる。

基本的にはこの作業の繰り返しでポッドキャストを配信できていることになるが、僕としては、是非iTunes Storeへの登録をおすすめしたい。

iTunes Storeはポッドキャスト・アグリゲータソフトであるiTunes内に存在する「音楽やポッドキャストのお店」であり、事実上、各種ポッドキャストを探す上でのポータル(玄関)サイトとしての役割を担っている。

無料で自身のポッドキャストを最大限に宣伝できる場所なので、是非とも利用しておきたい。



以上、簡単ではあるがポッドキャストの仕組みを解説してみた。

訂正・追加すべき部分があれば何なりとお申し付け願いたい。
posted by 南部イチヒコ at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポッドキャストの作り方