2009年11月03日

あなたはポッドキャストという趣味を「自慢」できますか?

結構ひとつのポイントだと思うんすよ。

ポッドキャストというものを一つの文化として捉えて、その文化がどうなるかっていうことを考察したときに、

インディーズ・ポッドキャスト番組を聞く事が趣味であることを、公言/自慢できるか?

というのがあると思うのです。

ブームっていうのは、「それが趣味であることを公言しても恥ずかしくない」ってことです。

逆に言うと、人は世間で定義されていないものを好きになるとき、何かの後押しや後ろ盾がないと、「好き」とさえ、言っていいのかどうか不安になるわけです。

例えるなら、
「こんなのを好きになって、私、変態じゃないかしら?」って思うアレです。

何かの拍子に誰かのインディーズ・ポッドキャスト番組を聞いて、面白いと思っても、果たしてそれを周りに公言できるか。

誰も知らない文化に触れたとき(触れて『しまった』ときw)、ちゃんとその文化ごと自分の趣味として周囲に広められるか。

「好きだ!」「趣味だ!」と周囲に言い、世に広めていくことが、口コミとなり大衆の文化に発展していくきっかけであることは言うまでもありません。

結局、インディーズ・ポッドキャストっていうのは、そこで引っかかってしまってるんじゃないかと、そう思うのです。

ただ、人に自分のおすすめを紹介するとき、例え相手が知らないような事柄でも、一部にカテゴライズできるキーワードが含まれていれば、わりとスムーズに紹介できたりします。

例えば、

「この人、無名の芸人さんなんだけど、私は好きなんだよ」

といった紹介の仕方の場合、「芸人」という誰もが知っているキーワードが含まれています。

また、

「テレビ・ラジオで有名な○○さんがやってるポッドキャストなんだ」

といった場合、「○○さん」の部分が周知の固有名詞となるため、安心して紹介できるのです。

『誰かも、何者かも分からない人達が、よく分からない方法で何かをしていて、それが好きなんだ』

これでは自慢どころか、伝えることすら難しいわけですね。

“どこか一部でもカテゴライズできるようにする”
このことが、ブームのきっかけ作りとなるかも知れないと、僕はそう考えています。
posted by 南部イチヒコ at 02:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年08月26日

スタイリッシュにクダを巻く―「真夜中のラブレター」

真夜中のラブレター

・音声
・放送時間:5〜10分程度
・更新頻度:週1回

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当ブログを参考にして作っていただいたという番組で、何はなくとも非常に有難い。

広く外部に向けたあるあるネタ、その上でのオリジナリティのある主張、開始後すぐに本題に入るスマートさは僕好みであり、クオリティ的にも全て及第点に達していると感じさせていただいた。

4MCだが全体的にガヤガヤと賑やかな感じではなく、主に「おすし」さんというMCが中心になり、比較的静かに、そしてときにテンション高くトークが進行する。

音質や、さらにもう一歩踏み込んだ編集を加えれば、より多くの方々の共感を得られる番組になるのではないかと考える。

今後の発展に是非とも期待させていただきたい。
posted by 南部イチヒコ at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 私的podcastレビュー

2009年07月09日

podcast地位向上のための、一つの案

今、私が考えているpodcast地位向上のための手段の一つは、『内へ向けてのアピール』ということだ。

この場合の『内』とは、podcast関係者のことをいっているのではなく、サイバースペース全体のことを指している。
つまり、podcastをまずはインターネットの世界内で流行する文化にしたい、という思いだ。

インターネットの世界内部におけるポッドキャストの知名度向上は古くから大きな課題として叫ばれているが、依然として決定打に欠けてきたように思う。
Webはあくまで目でスキャンする文化であることや、podcast自体のクオリティの問題等がその原因だと個人的には考える。

このような状態で私の考えた『内へ向けてのアピール』は、「外へ出ることにより、内と外に同時にアピールする」という行為だ。

この場合の『外』とは、それぞれのジャンルのプロの世界を指す。
音楽、学問、エンターテインメントと色々あるだろう。

サイバースペース内での知名度向上はすでに限界に達している。
『外』側での広いアピールによって、逆輸入的に『内』側にその文化を再認識させるという方法が、僕の現在の一つの提案だ。
おそらくこれはpodcast自体のクオリティ上昇にも役立つはずだ。

以前より主張させていただいているが、文化を広めるために重要なのは足並み揃えた全メンバーの少しずつの力ではなく、個人それぞれが秘めて持つポテンシャルだと考える。
posted by 南部イチヒコ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年05月06日

界隈を揺るがす破壊力―タイムマシン部

タイムマシン部

・音声
・放送時間:1時間弱程度
・更新頻度:週1回

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一言で言ってしまうと、素晴らしい。

ポッドキャスト配信において一番のネックになるのは、どうしてもマイナスの先入観ありきで聞かれてしまうということだ。

番組に初めて触れた人の多くは、「何処の誰かも分からない素人がラジオごっこをやってんだろ、どうせ面白くないに決まっている」といった感情込みで再生ボタンを押す。

その先入観を、いかに逆転させて、そして受信してもらうか?に全てがかかっていると個人的には考える。

そのために自分は、「音質をクリアにする」「印象の悪い話題・会話をしない」など、主に『マイナス面を無くしていく』方向に力を入れてきた。

だがこの番組のスタンスは逆だ。

圧倒的な喋りのスキルで、聞く者を虜にする。

つまり、マイナス面を潰すのではなく、プラス面を完璧な形で提示することによって、聞く者の先入観を破壊できる番組だ。

「本当に面白い番組」というのは、こういうことを言うのだろう。


この「タイムマシン部」でメインMCを務める方が参加していた、前身となった番組があったそうだが、それは先日終了したそうだ。

おそらくこの番組も長くは続かないだろう。

現在のインディーズ・ポッドキャスト界には、彼のような本当に才能のある人間を受け入れられるほどのキャパシティが無い。

彼がこの世界に見切りをつけるその前に、是非とも一度チェックしていただきたい。
posted by 南部イチヒコ at 10:59 | Comment(2) | TrackBack(1) | 私的podcastレビュー

2009年04月26日

ソツのない『いなたさ』―桜川マキシム

桜川マキシム

・音声
・放送時間:10〜20分程度
・更新頻度:週1回

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最近はこればっか聞いてる。

世の中において、タブーやサブ的な位置にある現象についての話題が多い、昔ながらのネットラジオって感じ。

勢い重視で『オレ面白いだろ』の押しつけ系でもなく、『淡々とマニアックな事柄をつたなく喋る』系でもなく、マス/コア、ポップ/サブカルのほどよいバランスで中だるみすることなく会話がまとめられている。

このエントリをアップする時点での最新エントリはゲームについてのエントリが続いているが、その辺りの事情に詳しくない人向けにも丁寧で分かりやすい説明が逐一添えられており、その上で自らの主張や世界観が語られているのが小気味良い感じ。

『そのMC達のことを全く知らない人間でも聞ける会話かどうか』っていうのが、自分が他人の番組を聞くときの一つの基準だけど、この桜川マキシムはその基準をクリアしている、数少ない番組のうちの一つだと感じる。

そもそも『桜川マキシム』っていうネーミングセンスが好きだ。
なんだかわからないが既にサブカル感が漂っている感じ。

良い意味での「いなたい」ラジオを聞きたい方は是非。

ちなみに自分の中で、『良い意味での「いなたい」ラジオ』の頂点にあるのは、故「誠のサイキック青年団」だ。
posted by 南部イチヒコ at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 私的podcastレビュー