2006年10月28日

音声以外のセンス

ポッドキャスト番組における、
音声以外の部分のイメージ戦略について、考えたことがあるだろうか?

サイト・ブログのデザイン。
エントリーの書き方。
象徴となるロゴ・マーク。

それらの要素と、ほぼ同時に
エントリー本文が「スキャン」されるテキスト・ブログとは違い、
音声ブログは、
さらにそこから、RSSを登録したり、
FLASHプレイヤーの再生ボタンを押すいった
第二段階の行動に進んでもらうことが必要だ。

そのためには、前述の要素をしっかりと練る必要があると思う。

少なくとも僕のような、
「パッと見がダサければ絶対に再生しない」ような人間には、
有効な手段であると思う。

ちなみに僕が感じた、
音声以外のセンスが光っている番組は、
だらだらじお in ふにらくら四畳半ヴギだ。
posted by 南部イチヒコ at 19:01 | Comment(2) | TrackBack(1) | 日記

2006年10月21日

「podcastに興味がないMC仲間」の強み

僕の番組で同じMCをやっている仲間である、
うぢ坊やたっちゃんは、どちらも、
podcastというものに、あまり興味がない。

比較的podcastの世界に興味がある僕としては、
同じ配信者側の人間として、
少し、寂しい気分になったりするときもある。

だが、考え方によっては、
彼らの存在が、よりよい番組をつくるための
「強み」になるともいえる。

podcastに興味がない、ということは、
受信者として、冷静・客観的な判断ができるということだ。

彼らに興味をもってもらえるような
番組作りをすれば、自ずと
他の多くの人、特に、初めてポッドキャスト番組に触れるような、
そんな一見さんに受け入れてもらえる
番組の制作方法が見出せる。

また、
彼らには、内輪ネタ、特に、
「podcastを配信・受信してる人にしか
 分からない内輪ネタ」を
受け入れるキャパシティが存在しない。

狭いコミュニティにありがちな馴れ合いの雰囲気が、
番組に、良くない方向に投影されてしまう、といった状態を
避けることができる。

そして最後に、彼らの存在は、
番組の制作者がときによく陥りがちな、
受信者の方々からのリアクションを期待しすぎたり、
各種ランキングの細かい動きに
必要以上に敏感になってしまったりといった
「病気」を、緩和してくれる役割を果たす。

「…そんなことはいいから、飲みに行こうぜ?」

例えば彼らのそんな一言が、
番組に関する悩みや葛藤といった思考の無限ループから
脱出させてくれることも、大いにあり得ると思う。

以上の点から、
「podcastに興味のないMC仲間」は、
極めて重要かつ貴重な存在であると思う。
posted by 南部イチヒコ at 19:26 | Comment(3) | TrackBack(2) | 日記

2006年10月11日

色々な番組を試すことの意義

ポッドキャスト界には、
一つ以上の、複数の番組を手がけている配信者の方々が
よく見受けられる。

ここでいう複数の番組とは、
それぞれに番組名・コンセプト・構成などが全く異なる番組のことだ。

そういった人々は、
ただ単なる自己表現・自己主張の欲求のみならず、
「どういった番組が需要があるのかを調べたい」といった
探究心が旺盛である場合が多いのだと思う。

「受信者の方々ありきの番組を制作する」という概念が
人より強く備わっている、とも捉えられるだろう。

だが、複数の番組をもつ、という行為には、
そんな制作者の理念とは別に、あるメリットも発生する。

例えば、同じ配信者が二つの番組を制作していたとする。
そのとき、
「片方の番組は受信しているが、もう片方の番組は存在すら知らない」という
受信者の方々が、少なからず存在する。

そしてこれは、それぞれの番組が元からもっている
知名度や受信者の方々の人数といったものとは
必ずしも関連性があるわけではない。

要するに、
複数の番組をもてばもつほど、
受信者の方々に、自分の作っている番組(の一部)に対する
興味を持ってもらえる包囲網が広くなる、ということだ。

さらに、
何かのきっかけで配信者の方々が「もう片方」の番組の存在を知ったとき、
受信者の方々の興味は広がり、その配信者に対する信頼感が生まれる。

「あの人が作っている番組なのだから聞いてみよう」といった、
『配信者のブランド化』が形成されるのだ。

これは、単体で番組をしているときに形成される、
『番組のブランド化』よりも、シーン向上において極めて強力なものだ。

こういった、
ブランドとして通じる配信者の育成が、
現在のポッドキャスト界において最も重要なことだと思う。
posted by 南部イチヒコ at 22:36 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月03日

ポッドキャスト・クラシック

「ブログの一エントリ」と呼ぶにはあまりにも勿体ない、
僕の中では伝説の、名曲…もはや『クラシック』と名付けるにふさわしい
エントリをご紹介したい。

僕はこれらのエントリを常にiPodに入れ、繰り返し何度も聞いている。
他の番組なんて、聞く必要はないぐらいだ。


『ピンポンパンポ〜ン♪』 / モモ&YOU☆の声日記

関西人が感じる関東人へ感情についてのあるあるネタ、
そこからアナウンスについての考察、
そしてデパガのモノマネで一気に笑いをかっさらい、
最後はちょっとしたウンチク話で終わる。

これだけの充実した内容が、わずか3分40秒という短時間に凝縮されている。
完璧だ。これだけの完成度を誇る作品は、そうそう見当たらない。


『よいこのお悩み相談室』 / ボンジュール田島さん。

完璧にシナリオが練られた電話形式コントで、
podcast界の親方、ちん様の知的な笑いのセンスが輝きまくっている。
下品なのに上品。最高にくだらないのに、お洒落。
ラストでは哀愁さえ漂ってくる構成は、流石であるとしか言いようがない。

各所にちりばめられたSEは、あくまで「自炊」のSEで、
エロ一直線の内容にロジックを加える役目を果たしている。
使い方によっては諸刃の剣となるSEを見事に上手く昇華させている、最高のお手本だ。


『261-師匠の暗黒エネルギー見つかる』 / ボイスブログ君

ヒロカズエモーション氏の構成(テーマ決め)、
アサカワズ氏の鬼のように鋭い編集、
そして、「もやっと、もやっと」という、
師匠のキャラを最大限に活かした台詞。
ボイスブログ君の魅力の全てが、このエントリに結集している。

師匠がオレンジレンジに言及した時のアサカワズ氏の天才的な編集は、
まるで、「画面が早送りになりつつヤバい部分を伏せている」といった
楽しいバラエティTV番組の映像を見せられているような錯覚に陥るほど。
「目に浮かぶような楽しい演出」をさせたら、この方の右に出る者はいない。


(+α)

Hyper内藤 - ネットラジオ甲子園用エントリ
http://netradiokoshien.up.seesaa.net/image/HyperC6E2C6A3.mp3
(直リンクですみません)
/ Hyper内藤

「クラシック」と呼ぶかどうかは少し迷ったのだが、
個人的にものすごく好きなエントリ。

ベタな声優系MCがやっている番組に
ドライな女性がツッコミをいれる、というコントなのだが、
ネタが繰られまくっている上に「萌え」の要素を兼ね備えた、
非常に『おいしい』作品だ。
posted by 南部イチヒコ at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月02日

受信者としての自分

僕が番組を制作するときにいつも注意しているのは、
「自分が受信者だったとしたら、この番組を好むか否か」だ。

では、僕がいつも想定している、
「受信者としての僕」のスタンスはどんなものか。
全く参考にならないかも知れないが、ざっと説明してみたい。


■「ポッドキャスト」ってのがよくわからない

■ネット上で真剣に音楽を聞いたり文章を読んだりするのは苦痛だ

■サイトデザインが綺麗だと、それだけでワクワクして、
 長く滞在したくなる

■情報量が多くごちゃごちゃしてると、「なんか、わかんね」つって
 すぐウインドウを閉じる

■日頃からTVなどで、「素人が調子乗ってる姿は醜い」って思っている

■MCの自己紹介文が長いと「お前のことなんか知るかよ」って思う

■ファイルサイズが重いと印象が悪い

■どんなものでも、まずは最初の15秒ぐらいしか聞かない

■オープニングのジングルが長い上に
 自分の好みの音じゃないと、イライラする

■RSS登録はめんどくさいので滅多にしない

■FMやAMと変わらない高音質だと、なんとなく長い時間聞き続ける

■サイトに張ってある、説明のないリンク集には全く興味が届かない

■フォントサイズが一定より小さいサイトは文字を読まない

■エントリ内で、内輪ノリを感じる表記が少しでもあれば再生しない

■聞いてみて面白くても絶対にコメントは書かない

■っていうか、コメントの書き方がよくわかんない

■平日は忙しいので、お気に入りでもこまめにチェックはしない

■聞いてて、「この人達、ホントに楽しそうにやってるなぁ」って
 思える番組が好き

■エロい内容ならなんでも聞く


…と、これが「受信者としての僕」だ。
これに、「配信者としての僕」のスタンスが混ざって、その妥協点を見出し、
僕の番組は制作されている。
posted by 南部イチヒコ at 02:28 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記