2007年04月25日

「キャラクター・グッズ」という概念

お笑いポッドキャスト番組
だらだらじお in ふにらくにら」が、
キャラクター・グッズの販売を開始した。

センスのいいデザインでまとめられたグッズばかりで、
普段、番組を聞いている立場としては、思わず欲しくなる。

事実、少なからず売り上げがあるようだ。

この、キャラクター・グッズが欲しくなるという
心理においてのポイントは、
思いが全て、番組だけに向かっているということだ。

番組を応援したい。
番組が好きだ。
番組のデザイン・キャラクターが好きだ。

そこに、ポッドキャスト界やネットラジオ界全体を
応援したいという気持ちは、おそらく一切ない。

「ポッドキャスト・ネットラジオに興味がある人達」ではなく、
「だらだらじおが好きな人達」が
グッズを買う、ということだ。

番組そのもの、またはそのMC、そして番組のデザインに
愛着がわくから、欲しくなる。
こういった思いは、言わば全て、
「個人」そのもの、「番組」そのものに向かっているものだ。

番組そのものに対しての愛情が、
個人そのものが放つ魅力・人気が、
形にあらわれる。

それがキャラクター・グッズなのだと感じた。

こういったグッズが
各番組から販売され、競争化されれば、
ポッドキャスト・シーンは、今よりもっと活性化するだろう。

なぜなら、
「個人」や「番組」そのものに魅力やパワーがなく、
ただ、現在のポッドキャスト・シーンの風潮にぶら下がっているだけの、
十把一絡げに扱われるべき番組群のグッズなんて、
誰も買わないからだ。

配信者たちは、番組を面白くするために、
または、自分たちの魅力を磨くために、
今よりもっと、必死になるに違いない。
posted by 南部イチヒコ at 14:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年04月14日

主席操縦室(1)ポッドキャスターは皆『おしゃべり好き』か?

今回は、僕一人の音声によりお送りします。

テーマは、
『ポッドキャスターは皆『おしゃべり好き』か?』です。


(5:52 / 2.7MB)
posted by 南部イチヒコ at 11:17 | Comment(11) | TrackBack(0) | 主席操縦室

2007年04月07日

「面白くないのが心地いい」という価値観

最近気づいた、衝撃的な事実がある。

それは、
「面白くないのが心地いい」という価値観の存在だ。

それは、とある場所で
とあるポッドキャスト番組が
紹介されているときに僕が感じたものだ。

僕にとって、決して「面白い」とは思えない
その“お笑い”番組は、
面白いのか、あるいは面白くないのかで語られることなく、
「やわらかい」
「聞きやすい」
「ゆるい」などの言葉で、
レビュアーから、概ね高評価を獲得していた。

それは僕が感じとった限り、一言でいえば
「面白くないのが心地いい」ともいえる評価だった。

そして、こういった価値観を持つ人々は、
決して少なくないのではないか…、そう感じた。

なぜならその番組は、現在、
一定人数以上の支持者が集う、
中堅クラスの「人気番組」だからだ。

「面白くないのが心地いい」
こういう価値観を前提にしてしまうと、
日頃、僕達が、何にも増して心がけている
「とりあえず面白いものをつくる」というスタンスは
全く意味のないものになるだけでなく、
マイナス要素に働くおそれすらある。

緻密な構成、コンマ1秒単位の編集作業は
全てその価値観の前では無意味なものと化し、
僕達が面白いことを言おうと必死になればなるほど、
その価値観を持つ彼らの評価は下がっていく。

こういった価値観に対抗するためには、
今まで心がけてきたスタンスを崩し、
全く逆のアプローチを仕掛けていくしかない。

時間をかけて、知恵をしぼって仕掛けてきた
ギミックやトリックを
解除すればいいだけの話だから、
方法としては、そんなに難しいことではない。
また、必要であれば、
「面白いことを言っている」と感じられがちな
「関西弁」を一切排除し、また、
会話のテンポをスローダウンさせることも、僕には可能だ。

…ただし、ここで一つ、大きな問題となるのは、
そんなことをしてしまうと
配信者としてのモチベーションが
著しく低下してしまう、ということだ。

面白くないモノを目指して
番組をつくるぐらいなら、
マイクなんて、捨ててしまったほうがマシなのだから。
posted by 南部イチヒコ at 14:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記