僕がポッドキャスト番組をつくる上において常に心がけている点は、「ポッドキャストをクリエイトする」という心構えだ。
製作方法だけをなぞれば、多くの場合、自分の音声をマイクで録音してBGMやジングルの上に重ね、それっぽい仕上がりにしたあとに、圧縮ファイルにしてサーバーにアップするという流れになる。
これだけでポッドキャスト番組は製作できることになるが、ここからさらにステップアップしたい場合、作品としての磨きをかけたい場合に必要になるのが、「クリエイトする」という概念だと思う。
僕の尊敬するヒロカズエモーション氏とアサカワズ氏のポッドキャスト番組、また、他にも、僕がRSSを登録して普段聞いている番組には、常にこの「クリエイトする」という概念が感じられるものが多い。
番組の主旨、ポリシー、方向性。
それに基づいたパーソナリティーのキャラクター、音質、構成。
緻密に計算された、あるいは、全くのランダム要素を含んだ展開。
MCを担当している方々自身の魅力が輝いているのはもちろんのことだが、最終的に番組として出来上がった圧縮ファイル、つまり、エンドユーザーに届くデジタルデータとなったときに、初めてその効力を最大限に発揮する…。
そんなシステムを構築することが、「クリエイトする」という概念だと僕は考える。
音声を編集する技術力や、あるいは、MC自身の人柄・魅力だけでは、この「クリエイトする」という行為は難しいだろう。そもそも、それだけをウリにしていては、既存メディアと何も変わらない。つまり、ポッドキャスト番組である意味がなくなってしまう。
『ポッドキャスト番組にしか出来ないクオリティを構築する』ということ。
「クリエイトする」ということは、言い換えればそういうことになるだろう。
シーンを向上させ、認知度を広める上においても、そういった、クリエイトされた番組の増加が最重要課題であると僕は思う。
ポッドキャストをクリエイトするということ。
一度、それを念頭において、番組を製作してみてはどうだろうか。
僕たちは、ラジオのパーソナリティーでも、売れないお笑い芸人でもない。
音楽家でもないし、サイバースペース上に散在するジャンクな無名の職人でもない。
「ポッドキャスター」なのだから。
2007年11月29日
2007年11月26日
Reset your counter
番組を長く続けていると、様々な現象を体感し、経験する。
それは、番組製作における障壁であったり悩みといった、そんなマイナス方面での経験から、アクセス数やダウンロード数、「登録者数」の増加、そして、同じ嗜好をもつ配信者との出会いといったプラス方面での経験まで、多様だ。
とかく未成熟で閉塞感の漂うこのポッドキャストの世界では、「大物」「有名」「カリスマ」などの言葉が濫用される傾向にある。
どの配信者がそれらに属し、どの配信者がそれらに属さないのか、その明確な線引きがなされないまま、あるいは、見る人によっては簡単に逆転が可能な観点を残したまま、漠然とした上下関係が築かれているように感じる。
配信者達にとって、その基準の一つの目安となるのが、冒頭に述べた「経験」の数値、つまり「経験値」だ。
番組を長く続けている。
番組を数多く製作している。
ある程度の、アクセス・カウンター等の「数値」を所有している。
多くの配信者仲間達に恵まれている。
半ば自動的に、そして加速度的に増え続けるこれらの経験値は、挫折することさえなければ、大小の差はあれど、どんな配信者にも必ず与えられるものだ。
この「経験値」だけを妄信して自身のプライドを満たしたり自分の位置を見定めることは、極めて危険だと僕は思う。
なぜなら、
受信者の方々には、配信者達の勝手な設定値である「経験値」など、一切通用しないからだ。
現在の僕にも少しばかり、その「経験値」が与えられ、そして、その経験値に基づいた位置が与えられているように感じるが、今、例えこの「経験値」がゼロに戻ったとしても、僕の自負心は保たれたままだろう。
それは、僕にとって最も重要なことが、「常に受信者の方々の立場に立って、受信者の方々に楽しんでいただけるような番組づくりをする」という心構えであり、その心構えは、「経験値」とは何ら関係のないことだからだ。
さて、あなたはどうだろうか。
Reset your counter.
配信者としての経験値、つまり心のアクセス・カウンターをもう一度ゼロに戻し、ゆっくりと、自分の番組、そして自分の位置について考えてみるのも、一興ではないだろうか。
あなたが躍起になって振りかざしているその経験値や自負心は、実は、iPodのヘッドホンのその向こうでは、単なる嘲笑の的にしかなっていないのかも知れないのだから。
それは、番組製作における障壁であったり悩みといった、そんなマイナス方面での経験から、アクセス数やダウンロード数、「登録者数」の増加、そして、同じ嗜好をもつ配信者との出会いといったプラス方面での経験まで、多様だ。
とかく未成熟で閉塞感の漂うこのポッドキャストの世界では、「大物」「有名」「カリスマ」などの言葉が濫用される傾向にある。
どの配信者がそれらに属し、どの配信者がそれらに属さないのか、その明確な線引きがなされないまま、あるいは、見る人によっては簡単に逆転が可能な観点を残したまま、漠然とした上下関係が築かれているように感じる。
配信者達にとって、その基準の一つの目安となるのが、冒頭に述べた「経験」の数値、つまり「経験値」だ。
番組を長く続けている。
番組を数多く製作している。
ある程度の、アクセス・カウンター等の「数値」を所有している。
多くの配信者仲間達に恵まれている。
半ば自動的に、そして加速度的に増え続けるこれらの経験値は、挫折することさえなければ、大小の差はあれど、どんな配信者にも必ず与えられるものだ。
この「経験値」だけを妄信して自身のプライドを満たしたり自分の位置を見定めることは、極めて危険だと僕は思う。
なぜなら、
受信者の方々には、配信者達の勝手な設定値である「経験値」など、一切通用しないからだ。
現在の僕にも少しばかり、その「経験値」が与えられ、そして、その経験値に基づいた位置が与えられているように感じるが、今、例えこの「経験値」がゼロに戻ったとしても、僕の自負心は保たれたままだろう。
それは、僕にとって最も重要なことが、「常に受信者の方々の立場に立って、受信者の方々に楽しんでいただけるような番組づくりをする」という心構えであり、その心構えは、「経験値」とは何ら関係のないことだからだ。
さて、あなたはどうだろうか。
Reset your counter.
配信者としての経験値、つまり心のアクセス・カウンターをもう一度ゼロに戻し、ゆっくりと、自分の番組、そして自分の位置について考えてみるのも、一興ではないだろうか。
あなたが躍起になって振りかざしているその経験値や自負心は、実は、iPodのヘッドホンのその向こうでは、単なる嘲笑の的にしかなっていないのかも知れないのだから。
2007年11月21日
【回線遮断会合】、終了
多くの人に支えられ、初の僕たちのオフ会【回線遮断会合】を無事終えることができた。
参加者の皆様に、心よりお礼を申し上げたい。
第一部のイベントに寄せられたアンケートに目を通したり、実際に受信者の方から直接お話を伺っていると、僕たちの番組の他には、TBS RADIO podcasting 954 JUNKなどの、プロの芸人が出演しているポッドキャスト番組を聞いている人が多かった。
これは、言ってみれば、プロと肩を並べるかたちで評価されているということであり、非常に嬉しいことだ。
また、「どこで番組を知ったか」の問いで一番多かったのは、「iTunes Store」だった。
Podcastという文化発祥のきっかけであるiPodの製作・販売元であるAppleのソフトウェアが、やはり影響力が一番大きいといえる結果となった。
純粋な受信者の方々のモチベーションは、ただ「面白そうだから聞きたい」という思い、それだけだ。
そこには、利害関係も、仲間意識も、ましてや「podcast業界の育成・発展」などといった小難しい動機も存在しない。
そういった受信者の方々に気に入ってもらえる番組づくりだけを考え、精進していきたいと心から思う。
そして、徐々にではあるが、今回のオフ会のようなイベントでも「プロと並べても遜色がない」といわれるようなものを目指すことが、今後の課題だ。
参加者の皆様に、心よりお礼を申し上げたい。
第一部のイベントに寄せられたアンケートに目を通したり、実際に受信者の方から直接お話を伺っていると、僕たちの番組の他には、TBS RADIO podcasting 954 JUNKなどの、プロの芸人が出演しているポッドキャスト番組を聞いている人が多かった。
これは、言ってみれば、プロと肩を並べるかたちで評価されているということであり、非常に嬉しいことだ。
また、「どこで番組を知ったか」の問いで一番多かったのは、「iTunes Store」だった。
Podcastという文化発祥のきっかけであるiPodの製作・販売元であるAppleのソフトウェアが、やはり影響力が一番大きいといえる結果となった。
純粋な受信者の方々のモチベーションは、ただ「面白そうだから聞きたい」という思い、それだけだ。
そこには、利害関係も、仲間意識も、ましてや「podcast業界の育成・発展」などといった小難しい動機も存在しない。
そういった受信者の方々に気に入ってもらえる番組づくりだけを考え、精進していきたいと心から思う。
そして、徐々にではあるが、今回のオフ会のようなイベントでも「プロと並べても遜色がない」といわれるようなものを目指すことが、今後の課題だ。
2007年11月03日
ポッドキャスト女子部
ポッドキャスト女子部というポータルサイトが誕生した。
ポータル名の示す通り、女性を主体とした
ポッドキャスト番組をターゲットとしたポータルサイトなのだが、
「番組をつくっている女子達の為のリンクサイト」とうたわれている点が特徴的だ。
ただ単にMCとしてマイクを担当している女性だけではなく、
あくまで製作・配信も担当している女性をメイン・ターゲットとし、
様々な情報交換も出来る仕組みとなっている。
このサイトはおそらく非営利で運営されており、
ジャンル的にも、今までありそうでなかったポータルなので、
該当者の配信者はぜひ一度訪れてみるとよいだろう。
今後のこのサイトのポイントとしては、
「女子校(男子禁制)のノリ」と、逆に、
「男性エンドユーザーの興味をひく雰囲気」、
その相反する二つの要素間でのポジションのバランスが、
最も重要な課題となってくるだろう。
どちらかの要素に一方的に傾くことなく、
よりよい発展と拡大がなされることを心から望みたい。
ポータル名の示す通り、女性を主体とした
ポッドキャスト番組をターゲットとしたポータルサイトなのだが、
「番組をつくっている女子達の為のリンクサイト」とうたわれている点が特徴的だ。
ただ単にMCとしてマイクを担当している女性だけではなく、
あくまで製作・配信も担当している女性をメイン・ターゲットとし、
様々な情報交換も出来る仕組みとなっている。
このサイトはおそらく非営利で運営されており、
ジャンル的にも、今までありそうでなかったポータルなので、
該当者の配信者はぜひ一度訪れてみるとよいだろう。
今後のこのサイトのポイントとしては、
「女子校(男子禁制)のノリ」と、逆に、
「男性エンドユーザーの興味をひく雰囲気」、
その相反する二つの要素間でのポジションのバランスが、
最も重要な課題となってくるだろう。
どちらかの要素に一方的に傾くことなく、
よりよい発展と拡大がなされることを心から望みたい。
