僕がポッドキャスト番組をつくる上において常に心がけている点は、「ポッドキャストをクリエイトする」という心構えだ。
製作方法だけをなぞれば、多くの場合、自分の音声をマイクで録音してBGMやジングルの上に重ね、それっぽい仕上がりにしたあとに、圧縮ファイルにしてサーバーにアップするという流れになる。
これだけでポッドキャスト番組は製作できることになるが、ここからさらにステップアップしたい場合、作品としての磨きをかけたい場合に必要になるのが、「クリエイトする」という概念だと思う。
僕の尊敬するヒロカズエモーション氏とアサカワズ氏のポッドキャスト番組、また、他にも、僕がRSSを登録して普段聞いている番組には、常にこの「クリエイトする」という概念が感じられるものが多い。
番組の主旨、ポリシー、方向性。
それに基づいたパーソナリティーのキャラクター、音質、構成。
緻密に計算された、あるいは、全くのランダム要素を含んだ展開。
MCを担当している方々自身の魅力が輝いているのはもちろんのことだが、最終的に番組として出来上がった圧縮ファイル、つまり、エンドユーザーに届くデジタルデータとなったときに、初めてその効力を最大限に発揮する…。
そんなシステムを構築することが、「クリエイトする」という概念だと僕は考える。
音声を編集する技術力や、あるいは、MC自身の人柄・魅力だけでは、この「クリエイトする」という行為は難しいだろう。そもそも、それだけをウリにしていては、既存メディアと何も変わらない。つまり、ポッドキャスト番組である意味がなくなってしまう。
『ポッドキャスト番組にしか出来ないクオリティを構築する』ということ。
「クリエイトする」ということは、言い換えればそういうことになるだろう。
シーンを向上させ、認知度を広める上においても、そういった、クリエイトされた番組の増加が最重要課題であると僕は思う。
ポッドキャストをクリエイトするということ。
一度、それを念頭において、番組を製作してみてはどうだろうか。
僕たちは、ラジオのパーソナリティーでも、売れないお笑い芸人でもない。
音楽家でもないし、サイバースペース上に散在するジャンクな無名の職人でもない。
「ポッドキャスター」なのだから。
2007年11月29日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/70023158
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/70023158
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック

ごもっとも!でも、自分でそれがどれ程できているか
…また考えたいと思います。
南部さんが制作されている番組、そのあたりお考えになって制作されているなぁとしみじみ思う場面がありますね。
==余談==
今回の日記で1つ「あ!」って思った事がありました、それはまたお会いした時に笑い話をしましょう。^^
僕の場合、基本的に「つくった」段階で、すでに満足してしまっていることが多いです。
サーバーにアップして聞いていただき、反応を伺う…といった行為をすっ飛ばして、もうその時点で、すでに次の「つくる」ことを考えていたりしますw
余談につきましては、気になります。
誤字でもありましたでしょうか。笑