既存メディアのかかえる「絶対に放送できない」タブー事項は、何も下品な表現や差別的表現ばかりではない。
広告代理店やスポンサーなど、放送側にとって何らかの経済的・権力的利益をもたらす企業や個人に対しての批判なども、タブーとなる。
TVの野球中継が、視聴者の趣向を完全に無視して、「スポンサーのご好意により」延長されるのも、「CMの間にトイレに行っておいてください」という、視聴者にとってはなんでもない日常の行為をなぞっただけの発言をしただけで司会者が番組を降板させられるのも、すべてこの後者のタブーに準ずる仕組みだといえる。
さて、一方でポッドキャストの世界はどうだろうか?
インディーズの番組にはスポンサーこそ存在しないが、それでも、あなたがポッドキャストの世界を知っていくうちに、「本当は言いたいが、なんとなく言えなくなっている事」が存在してきているのではないだろうか?
もしもあなたが配信者で、そして、タブーなき自由な放送を心がけているのなら。
日頃より番組を聞いてくれている、受信者の方々。
場所を借りているサーバーを所有する企業。
各種ポッドキャスト・ポータルサイト。
互いを「仲間」として認識している、同配信者達。
それらに、「【意識して】メスを入れない」ということは、あなたが自分自身で勝手に構成している、前述の既存メディアのそれとそっくりな、「ポッドキャストのタブー」にほかならない。
そもそもサイバースペースは、既存メディアよりも、いくらか自由な表現ができる世界だ。
既存メディアにはない自由な表現をポッドキャスト上で謳歌するということは、それらの「ポッドキャストのタブー」を抹殺することだといえるだろう。
ちなみに僕は、下品な表現や差別的表現に関するタブーには人一倍配慮しているが、後者であるこの「ポッドキャストのタブー」に関しては、一度も気にしたことがない。むしろ、積極的にタブーを破壊していくよう心がけている。
それが僕にとっての「表現の自由」だからだ。
2008年04月24日
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コレを論じなければならなくなったのか。
厭世の感アリ
番組内で、「言っていいこと」と「悪いこと」は、
大抵の場合、配信者側と聞いてくださる方々との間で
異なるものになりがちです。
僕はあくまで、聞いてくださる方々の立場からモノを言いたいと思っています。それがサイバースペースの醍醐味であるとも思います。